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【スペイン・フラメンコ復興ニュース】フラメンコ・アーティスト協会発足
- 2020/5/6
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- 志風恭子
【スペイン・フラメンコ復興ニュース】
Vol.1 フラメンコ・アーティスト協会発足
文=志風恭子
3月14日の警戒事態宣言発令で、翌15日からは移動制限が始まり、食品店を除く商業施設は全部閉鎖。スーパーや薬局などで日用品の買い物はできるものの、劇場もタブラオもスタジオも全部閉鎖、というスペインです。
そんな中、フラメンコ・アーティストのための協会が設立されました。その名はウニオン・フラメンカ。ウニオンは団結、そして組合/協会という意味。団結することで、声を持ち、自らの権利を守るのが目的です。普及、発展を目的とする日本のフラメンコ協会よりも、組合的意味が強いのが特徴。実際、弁護士事務所をオフィスとし、法的な助言をしてくれるそうです。また、協会ができることで、政府をはじめ、対外的にフラメンコとしての声で交渉することもできていくはず。
会長は踊り手エバ・ジェルバブエナ、副会長は歌い手アルカンヘル。
事務局長にマリナ・エレディア、会計にドランテス、理事にロシオ・モリーナ、ロシオ・マルケス、アンドレス・マリンと第一線で活躍するアーティストたちの名が並びます。他にも創立会員にはマリア・パヘス、ミラグロス・メンヒバル、マイテ・マルティン、トマティート、ホセ・メルセ、ビセンテ・アミーゴ、ミゲル・ポベーダ、カルメン・リナーレスら錚々たるメンバーが揃っています。
まだ生まれたばかりのスペインのフラメンコ協会ですが、必ず結果を残していくことでしょう。
ホームページはこちらhttps://unionflamenca.org(スペイン語のみです)
なお、5月8日金曜日18時30分(スペイン時間。日本は9日深夜1時30分)からインスタライブで、アルカンヘルやロシオ・マルケス、マリナ・エレディアと弁護士が協会への質問などに答えるそうです。
https://www.instagram.com/union_flamenca/
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