【スペイン・フラメンコ復興ニュース】日常が戻ってきた

前回の投稿からほぼ1年。ご無沙汰しているうちにスペインにはかつての日常が帰ってきました。

マスク着用の義務も公共交通機関や病院、薬局、老人施設のみとなり、街中でマスクを着用しているのはお年寄りなど、1割くらいではないかと思います。

夏のスペインでは、フラメンコに限らず、数多くの野外公演が行われますが、そこでも着用義務はもちろんありません。私は退場の時の混雑時にはちょっと怖くてマスクつけましたが。

アルカサル庭園の夜コンサート/マヌエル・デ・ラ・トマサ、伴奏ダビ・デ・アラアル©︎ Actidea

フェスティバルもタブラオも劇場公演も、スタジオでのレッスンも、ほぼ以前のように行われています。今年は2年間行われなかった聖週間の行列やフェリアも行われました。

2月から3月にかけて行われたヘレスのフェスティバルも、この時はまだ屋内はマスク義務でしたが、日本、中国、アメリカからの参加者は戻ってきていないものの、スペイン国内およびヨーロッパ各国からの人々で賑わっていました。

ヘレスのフェスティバル/ハビエル・ラトーレの振り付け工房発表会

マドリードのカフェ・デ・チニータス、カサ・パタスのようになくなってしまったタブラオもありますが、閉店したビジャロサはカルダモモのオーナーが同じ場所に新しく開店、 アントニオ・カナーレスが芸術監督に就任しました。ただ店名は前オーナーが登録していたため使うことができず新しい名前になるようです。

スペイン人アーティストの来日公演も春にはパストーラ・ガルバンが父ホセと、秋にはラファエル・カンパージョとメルセデス・デ・コルドバがガルロチ公演、

また10月にはいよいよアントニオ・ガデス舞踊団の来日公演も行われます。

Gades_Carmen_chirasi-1

 

1日も早く、日本とスペインの行き来が以前のようになりますように。

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