新宿老舗のタブラオ58年の歴史に幕

東京、新宿伊勢丹会館6階。
エルフラメンコからガルロチへと引き継がれ58年の歴史を持つ、東京の老舗タブラオ。
2025年12月29日(月)をもって、惜しまれながら閉店となりました。
このお店で照明・音響を担当している佐々木氏のファミリアでもある、フラメンコダンサー手下 倭里亜さんにお話しを伺いました。


2025年12月29日月曜日。
ガルロチで最後のイベントが全て終わりました。

そのあと機材など撤去作業があり、私は夜中を周り帰宅。私が丁稚として入り、照明など舞台裏を勉強させて頂いた佐々木師匠は、翌日の午前8時に帰宅しました。29日の最後の日のイベントでは、たくさんの方たちが踊ったり、歌ったり。

在日のスペイン人アーティストや日本人アーティスト、そして恩師でもある小島先生もいらしてくださいました。

写真:近藤佳奈

私もフィンデフィエスタで、最後の舞台で踊ることができました。

写真:近藤佳奈

1995年3月19日、新宿エルフラメンコ時代。来日中のハビエル・バロン&サラ・バラスグループでギタリスト、エウヘニオ・イグレシアスとカンタオール、セグンド・ファルコン(ニーニョ・セグンド)と共に初ソロリサイタルをした事が走馬灯のように…蘇りました。

エルフラメンコリサイタル
小島先生と一緒にフィン・デ・フィエスタを踊った事もまた、思い出の一つとなりました。

佐々木氏は機材を設置して、取り外して、機材のみんなに感謝し、お別れしたようでふっきれています。

一つの時代が終わりました。

形あるものを壊さないとまた次の時代には行けない。

感慨深い2025年でした。

【インタビュアー:野口久子】


手下 倭里亜 : フラメンコ舞通家・振付家

モダン、クラシックバレエの後 フラメンコに出会う。小島章司フラメンコ舞踊団員として数々の作品に参加後、独立。

1989~90年、1993~94年渡西。シロー、マノロ・マリン、ラ・トナなどに師事。後にマヌエラ・カラスコ、アンヘリータ・バルガスらに感銘、師事し、定期的に渡西を繰り返している。

2001年~湯島にスタジオ開設。 2014年駿河台下の神保町に本格的照明 音響完備した、ライブのできる多目的、創作実験スタジオとして再新設。バイレ、ギター、カンテの三位一 体の追求と共に自身のフラメンコ表現の新たな可能性を追求中。

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